かないまるの
カルス培養土園芸

4) カルスNC-Rで培養土を作ってみる
一回目の挑戦 (第一ロット)

その1) 仕込み(11/1実施)
初稿20211212


さあ、ではとにかくカルス培養土を作ってみることにします。

最初の仕込みを第一ロットと呼ぶことにします。
11/1に仕込み、11月末に完成。12/2に苗の植えつけまですでにおこないました。冒頭のパンジーはこの培養土で育っています。

これまでの経過をやった順に書いていきます。
試作ですのでこのとおりにトレースする必用はありません (してもいいですが)。後日標準的な作り方にまとめたいと思います。



11/1の仕込み

資材
土30リットル(鉢プランター残土、微塵抜いていない。鉢底石は抜く。)
草30リットル(駐車場の半分枯れている硬い草+庭の柔らかい新鮮な雑草を半々)
カルスNC-R100cc(本来は100グラム)
米糠300cc(本来は300グラム)




まず鉢底石を抜くフルイ作業の様子です (この画像は2014年ごろです)。

フルイは木枠フルイ、角トーシなどと呼ばれています。アマゾンにもありますがかなり高いですね。こういうのはモノタロウのほうがいいでしょう。

ブルーのX字型のものは「砂ふるい台」というものです。画像右側がローラーになっていて、その上をフルイの枠がコロコロと転がるので、大量の土を楽に篩うことができます。
このフルイは20リットルくらいまでの土を篩うことができます。



フルイのメッシュは3分 (9ミリ目)です。15年以上使い込んだメッシュです。切れても針金を通せばなおせます (なのでとても長生きです)。木製の枠はもちろんキシラデコールで防腐しています。ときどき壊れますが、木製なので修理もできます。
てもそろそろ限界かな…



フルイ終わりました。下に落ちた土を使います。

今回の製作量は鉢底石なしの古土30リットルですが、15リットルバケツで二回杯篩って石を抜き、少し篩い足して30リットルにしました。
    かないまるは鉢底石を抜く工程で肥料と石灰を入れるため、土はきっちり使う量を篩う習慣です。
    フルイ直前の土に肥料や石灰をいれてからおこなうとフルイ作業で一気に拡散するので都合がいいのです。
    また鶏糞肥料は施肥後すぐに苗を植えられないので、早い工程で施肥すべきで、そのいみでも合理的です。

    ただし第一ロットは草がどのくらい減るのかわからず完成培養土容積が不明なので、今回はここでは施肥していません。
    第二ロット、第三ロットまでは同様にするつもりです。まだ試作なので篩うチャンスがあるので、そのときに入れます。



左は篩った土。右は草です。それぞれ30リットルあります。

草は「これが培養土になるのか?」という感じですよね。大丈夫です。そのへんにころがっている花の終わった鉢から茎、葉、根を全部。足元の雑草が青いので刈っていれてあります。さらに駐車場の雑草を大量に刈ってストックしたのでその一部も使っています。

特に駐車場の雑草は丈が長くて、後で少々問題だと気づきましたが、このときはそのまま投入しました。




カルスNC-Rと米糠です。それぞれ100ccと300cc。これはもう完全にグラムとccの勘違いです。グラムにするとカルスNC-R80グラムと米糠100グラムくらいしかありません。
(それでも発酵しましたが、後日増量しています)。

これを仕込んでいきます。仕込みは草を半分ずつ二回に分けて仕込みました。



仕込みには50リットルプランターを使いました。
まずプランター底に土を3センチいれ、草を15リットルいれます。



カルスNC-Rを50cc、パラパラと撒きました。



米糠を150cc (これも半量) 撒きます。



土をまぶして草のスキマを埋めていきます。プランターを揺すって十分に土を入れました。
これで第一層ができました。

このあと、2センチくらい土をいれて (間土) 、草→カルス→米糠→土まぶしをおこなって第二層を作ります。



二層できたら、残った土を被せます。



たっぷり水をかけます。



プランターの排水口から水が出てきたら仕込みは完了です。
この後は雨がかかるのはだめです。かないまるは合板でフタをしています。

次はこれを11/11に開けて様子をみたものをアップします。カルスと米糠の追加もおこないます。




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